静岡で空き家を買い取ってもらうには？相場や買取のメリット・デメリット、おすすめ業社の選び方も解説

静岡県は山と海に囲まれたエリアにあるため、避暑地としても人気です。
そのため不動産の取引も多く公開されていますが、活用されていない空き家はエリアによっては売却が難しいこともあります。
また、不動産売却には「仲介」と「買取」という方法がありますが確実に処分できるという意味で買取を選ぶ売主は多いです。
そこで、この記事では空き家を買取してもらう際のメリットとデメリット、買取業者の選び方について解説します。
おすすめの買取業者と不用品回収業者も紹介しますので、参考にしてください。

空き家パスは、不用品の撤去不要で空き家をそのまま買取可能です。静岡県の田舎にある空き家であっても、すぐに査定を行なっています。仲介では売却が難しい事故物件や再建築不可物件も積極的に買取していますので、静岡で空き家の買取業者を探している方はぜひご相談ください。

空き家の買取とは？

不動産買取は不動産会社が物件を公開し幅広く買い手を探す「仲介」とは違い、業者が直接買主となる売却方法です。
これにより販売期間がほとんど必要ないことから、スピーディに空き家を売却したい人におすすめです。
さらに建物の状態や周辺状況にかかわらず処分できるため、仲介では売りにくい不動産を買取で処分するケースも多いです。

空き家買取のメリット

空き家買取には多くのメリットがあり、売れずに放置してしまっている空き家を処分したい人に向いています。
空き家買取のメリットには、次のようなものがあります。

この章では空き家買取のメリットについて以下で詳しく解説しますので、活用予定のない空き家を保有している所有者は確認してください。

売却まで短期間で済む

仲介は不動産会社が査定を行い、査定額をベースに販売額を売主が決めるという流れになります。
そのため売主が売りたい価格で販売することができますが、必ずしもその金額で売却できるわけではありません。
場合によっては買い手が見つからず販売が長期化し、固定資産税などの管理費用を支払い続けるケースもあります。さらに戸建の管理も継続する必要があることから、空き家に対して手間も費用もかかるのが仲介のデメリットです。
一方不動産買取は買取業者が買取額の提示を行い、買取価格に合意した時点で売買契約の手続きに進むことができます。
このように、最短で空き家を現金化できるという点が買取の大きなメリットといえるでしょう。
なお、買取は仲介手数料が発生しないという点も魅力の一つです。

資金計画を立てやすい

空き家を売却して得られる利益の使い道が決まっている場合、計画通りの価格で不動産を売却することが重要なポイントとなりますが、仲介の場合は査定価格＝売却価格とはならず想定よりも手残り額が低くなってしまうというケースがあります。
その点、買取は合意した金額で引渡しできるため、後から価格交渉を受ける心配もありません。
このことからもスムーズに売却できるという点が、大きなメリットです。

全国どこにいても手間なく売却できる

仲介の場合は建物や土地を買い手がチェックするため内覧に立ち会う必要がありますが、買取は不要です。
さらに買取業者によっては全国のどこに空き家があっても対応可能であることから、空き家売却にかかる売主の工数や負担を削減することができます。

仲介で売れない物件も買取してもらえる

たとえば事故物件や再建築不可物件といった訳あり物件は仲介で売却することが難しく、査定を断る会社もあります。
そのため有効活用できない不動産や遠方の実家を相続してしまい、処分することもできないまま管理工数と費用だけが発生しつづけるというケースも少なくありません。
このように売却が難しい物件であっても買取によって処分することができ、空き家の管理責任から解放されることができます。
このように、少しでも早く空き家を手放したい人には、買取はおすすめの方法といえます。

解体費用がかからない

仲介では建物を解体し、更地にして売却するケースもありますが、その場合は解体費用がかかるため手残り額が少なくなってしまいます。
その点買取は戸建てを解体する必要がなく、さらに残置物をそのままにして引渡しすることも可能です。
これにより売主の手間だけでなく諸費用も下げることができ、結果的に手残り額を増やすことができる可能性もある点がメリットとなります。

契約不適合責任が免責される

契約不適合とは「目的を達成できない状態」のことで、空き家の売却後にシロアリ被害や雨漏りといった生活に支障をきたすトラブルが発生した場合に対応すべき売主の責任となっています。
この責任は仲介によって売却した場合多くのケースで適用されてしまいますが、買取は多くの場合免責で進めることができます。
なぜなら買取した空き家は業者自らリフォームやリノベーションを行い、再販売可能な状態に修繕するからです。
そのため売却した後に費用負担が発生するというリスクを解消できるのが、メリットといえるでしょう。

空き家買取のデメリット

空き家の買取には多くのメリットがありますがデメリットもあり、売主にとって注意点といえます。
空き家買取のデメリットには次のようなものがあります。

以下では空き家買取のデメリットについて詳しく解説しますので、前述したメリットと合わせて参考にしてください。

仲介で売るより安くなる可能性がある

買取業者は不動産を買取した後に修繕し再販売することを目的としていますが、再販売時の価格は相場に近い価格帯で設定されます。
つまり買取価格は仲介の売却相場よりも安くなる可能性が高いといえ、仲介で価格イメージを持ってしまうと想定よりも手残り額が少なくなってしまいます。
このような失敗を防ぐためにも、買取を検討する場合は必ず買取業者に査定を依頼し買取価格でイメージを持つことをおすすめします。

買取を断られることもある

仲介をメインの業態にしている不動産会社は買取できない物件も多く、買取価格の精度も低くなってしまいます。また、空き家には空き家特有の課題が多く、買取業者でもノウハウが無いと扱いが難しいため買取を断られることもあります。
そのため買取を依頼する業者の選定を間違えると買取価格が大きく下がってしまったり査定を断られることもあり、大きなデメリットとなります。
空き家の買取は空き家買取の専門業者に依頼し、多くの実績に裏付けされた買取査定をしてもらいましょう。

空き家の買取価格はどう決まる？

空き家の買取価格の相場は築年数やエリアだけでなく、物件の状況も大きく影響します。
また再販売価格が買取価格を算出する上で重要な要素になることから、仲介のように販売実績や成約実績から価格をイメージできないという特徴があります。
ただし一般的には不動産市場価格の5〜8割が買取価格になると言われており、買取を検討する際の参考価格として扱われるケースが多いです。

静岡県の空き家の売却相場を知りたい！

この章では静岡県で実際に取引されている事例を不動産情報ライブラリの公開データを基に紹介します。空き家の買取に特化した情報ではありませんが、エリアや築年数、前面道路の状況なども参考にしてください。

静岡市の不動産売却相場

静岡市の不動産売却相場は、次の通りです。

静岡駅葵区は東海道線静岡駅と静岡清水線の新静岡駅があり、交通の利便性が高いエリアです。
静岡県の都市部として有名な静岡市では高値で戸建が売却されているため、空き家も売却しやすいエリアといえるでしょう。
ただし駅から離れている坂ノ上や北では中心部よりも需要が下がるため、注意が必要です。

富士市の不動産売却相場

富士市の不動産売却相場は、次の通りです。

富士山のお膝元にある富士市は観光客が多く、さらに東西へのアクセスが良い街です。
そのため民泊目的で空き家を購入する投資家もいることから、早期売却が期待できるエリアといえるでしょう。

駅から離れているエリアでも売却事例があるという点も、人気エリアの特徴です。

沼津市の不動産売却相場

沼津市の不動産売却相場は、次の通りです。

沼津市は静岡県の東側に位置しており、熱海市や神奈川県湯河原町といった温泉街にも近いことから古民家暮らししたい人に人気があります。
駅の数も多いため空き家がどのエリアにあっても駅近になりやすく、早期売却が期待できます。
また南には観光名所の伊豆市があるため、セカンドハウスとして購入するケースも多いそうです。

焼津市の不動産売却相場

焼津市の不動産売却相場は、次の通りです。

静岡市と浜松市の間に位置する焼津市はどちらにもアクセスしやすいことから生活拠点の候補になりやすいですが、静岡市に比べて坪単価は安いことから高値売却は難しいといえます。
さらに売却事例もそれほど多くないことから、スピーディに空き家を処分したい人は買取がおすすめのエリアといえるでしょう。

駿東郡小山町の不動産売却相場

駿東郡小山町の不動産売却相場は、次の通りです。

駿東郡小山町は山間部エリアですが、東名高速と駿河小山駅があるため都市部へのアクセスが良いという特徴があります。
そのため田舎暮らしをしつつもある程度の利便性を確保したい人におすすめといえ、築年数が古く駅から遠い空き家でも売却実績があるようです。
2,000万円を超える事例もあることから、まずはいくらで売れるのか査定を依頼してみるべきでしょう。

静岡県で空き家買取業者を選ぶポイントは？

静岡県には多くの空き家買取業者がサービス展開しているため、どの業者に依頼すべきか悩んでしまう売主も多いです。
しかし納得のいく不動産買取にするためには安心して任せられる買取業者の選定が不可欠であり、適当に選ぶわけにはいきません。
そこで、この章では静岡県で空き家買取業者を選ぶ際のポイントについて、解説します。

空き家がある土地での買取実績がある

空き家の買取査定においてエリアの特性を知っていることは重要なポイントであり、エリアを熟知している買取業者の方が高い査定価格を提示しやすくなります。
そのため空き家があるエリアを中心に活動している地域密着型の会社か、もしくは全国対応している買取業者の中から選ぶようにしましょう。

売りたい空き家の状態に近い空き家の買取実績がある

事故物件や再建築不可物件、権利関係のトラブルがある物件などを買取した経験がない不動産会社の場合、再販売価格がイメージしにくいことから買取価格が安くなってしまいます。
このことからも所有している空き家と似た物件を買取した事例があるかをチェックすることが大切です。
買取業者によっては買取事例をHPに掲載しているため、必ず確認すべきポイントです。

空き家パスの買取実績はこちら

複数社を比較する

買取業者は1社ではなく複数社に査定を依頼し、査定額の比較をすることで買取価格の平均値を把握することができます。
これにより買取価格が高い業者を選ぶことができますが、価格だけでなく査定結果の根拠が分かりやすく説明されているかもチェックポイントです。
これ以外にも連絡の速さや担当者の対応の良さなど、価格以外のポイントも確認しましょう。

静岡県で空き家の買取に強い業者5選

この章では静岡県で空き家の買取に強い業者を5社、紹介します。

空き家パス（株式会社ウィントランス）

空き家パスは対応エリアが全国ですので山間部などの郊外であっても買取可能です。また、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受付しています。
全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、「残置物撤去なし条件」や「事故物件」などの買取も得意としています。
さらに現地査定時に売主が立会う必要もないことから地方の空き家を保有している人に向いている買取専門業者です。2024年7月16日時点のGoogleレビューでは4.8以上という高い評価をいただいています。

しずなび（静岡セキスイハイム不動産株式会社）

大手ハウスメーカーのセキスイハイムが運営するしずなびは静岡県全域を対応エリアとしており、10年間で約49,000件の査定実績があります。
さらに顧客満足度も96%と高いことから多くの売主に支持されているといえ、最短60秒で査定できるのも魅力です。
買い手の顧客ストックも多いようですので仲介による早期売却も期待できる会社だといえるでしょう。

空き家買取専科（株式会社Sweets Investment）

静岡市駿河区に本社を置く空き家買取専科ですが、最短1ヶ月で決済可能という特徴があります。
これにより空き家をすぐに処分することができ、すぐにでも現金化したい人に向いています。
また地域に密着した空き家再販売事業を営んでいることからエリアに詳しいことが分かり、安心して任せられる会社といえます。

静岡不動産買取センター（オレンジハウス不動産）

オレンジハウス不動産が運営する静岡不動産買取センターは静岡市の中でも葵区・駿河区・清水区での買取を得意としています。
このように地域を限定することで人件費を集中させることができ、スピーディかつ高額買取を実現しています。
メールでも問い合わせすることができ、年中無休で対応してくれることも売主にとって魅力的な特徴といえるでしょう。

空き家買取隊（株式会社AlbaLink）

株式会社AlbaLinkは東京プロマーケット市場に上場しており、不動産業歴が10年以上ある会社です。
また買取実績は累計300件を超えており、HPでも多くの事例を確認できることから安心して依頼できる会社だといえるでしょう。
なお、査定依頼はHPの入力フォームを利用するかラインで受付しているようです。

静岡県で不用品回収を依頼できる業者一覧

この章では静岡県を対応エリアにしている不用品回収業者を紹介しますので、買取業者と合わせて参考にしてください。

エコ・クリーンズ（株式会社Aqua）

全国にフランチャイズチェーンがあるエコ・クリーンズですが、他社よりも1円でも高い場合は相談に乗ってくれるというサービスがあり、低価格に自信があることが分かります。
ただし安心保証も付いていることから安さだけでなく、安心して依頼できる特徴もあるといえるでしょう。
HPである程度の費用を確認できるという点も魅力です。

不用品回収ピース静岡（株式会社クオーレ）

不用品回収ピーズ静岡は創業10年以上、年間問い合わせ実績10万件以上という圧倒的な実績があり、静岡県で不用品回収業者を選定する場合は候補に入れておきたい会社です。
即時対応や追加請求なし、100％自社スタッフ、時間指定可能など多くの強みが施主に支持されており、おすすめの不用品回収業者といえるでしょう。

不用品買取センター

全国で不用品回収業を営んでいる不用品買取センターには、万が一の損害が発生した際に備え最大3,000万円の保障がある点が特徴です。
そのためどのような不用品であっても安心して任せることができ、さらに24時間365日受付していることから忙しい人にも向いている業者といえます。
料金もパック料金であるため費用が分かりやすいという点も魅力です。

不用品は整理してから売却すべき？

空き家買取は不用品を処分することなくそのまま引渡しできるケースが多いですが、残置物が多すぎると買取価格が低くなってしまいます。
特に生ゴミがある場合は家屋の劣化が早くなってしまうことから、高値で売却するためにも処分しておく必要があります。
このように不用品を整理することなく引渡しすることは可能であるものの、ある程度処分しておいた方が手残り額がプラスになりやすいといえるでしょう。

空き家パス（株式会社ウィントランス）なら片付け不要で買取！

空き家を買取してもらうための業者選定は、高い買取価格を提示してくれるだけでなく買取条件を踏まえて検討することが大切です。
空き家パスは、不用品の撤去不要で空き家をそのまま買取可能です。都市部だけでなく田舎にある空き家であっても、すぐに査定を行なっています。仲介では売却が難しい事故物件や再建築不可物件も積極的に買取していますので、空き家の買取業者を探している方はぜひご相談ください。

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