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50坪の家の解体費用相場は?内訳から費用が高くなる6つの原因や安く抑える方法も解説

50坪の家の解体費用

建物を解体して売却したり倒壊リスクを回避するために空き家を解体することはありますが、相場を把握しておくことは重要です。
50坪の家の解体にかかる費用の内訳や、50坪の家の解体費用が高くなる5つのケース、効果的な節約方法を解説します。

この記事で分かること

  • 50坪の家の解体にかかる費用の相場・内訳
  • 50坪の家の解体費用が高くなる5つのケース
  • 解体費を抑えるコツ
  • 解体の流れ

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目次

50坪の家の平均解体費用相場

50坪の家を解体する場合、どの業者に依頼しても坪3万円〜5万円であることが多いです。つまり、50坪の場合は150万円〜300万円が相場ですが、家の状態によって相場以上になる可能性もあります。そのため、相場を把握しつつも解体業者に現地確認してもらい、見積の提示を受けることが重要です。

50坪の家の解体費用相場【構造別】

50坪の家の解体費用相場【構造別】
50坪の家を解体する場合、木造だと150万円〜200万円、鉄骨造だと150万円〜400万円が相場です。このように家の構造によって費用が変わることになりますが、これ以外にも築年数や階数も影響します。
たとえば2階建てよりも3階建ての方が費用が高くなり、築年数が古すぎる建物はアスベストを含有している可能性が高くなり、含有が確認されると追加費用がかかります。さらに、廃棄物や埋設物、庭木が多い場合も処分する費用が高額になります。
このことからも、家の構造やタイプ、築年数は事前にチェックしておくことがおすすめです。

50坪の家の解体費用 坪単価相場 解体費用相場
木造住宅 2万円〜5万円 約150万円
軽量鉄骨造住宅 3万円〜5万円 約175万円
重量鉄骨造住宅 4万円〜5万円 約225万円
鉄筋コンクリート造住宅 4万円〜10万円 約250万円

50坪の家の解体費用相場(木造住宅)

木造住宅は細かく解体できることから運搬しやすいことから同じ50坪の家では最も安い建物構造といえ、約150万円〜200万円が相場となります。
また、人の手でも解体できることからどのような立地であっても解体しやすく、特別な重機を使った作業となるケースは少ないです。
日本で主流の構造であることから、解体業者から提示される見積も精度が高くなるメリットもあります。
その一方で人件費高騰の影響を受けやすく、依頼する時期によっては例年の相場よりも高くなることもあるため、注意が必要です。

50坪の家の解体費用相場(軽量鉄骨造住宅)

軽量鉄骨は木造よりも頑丈であることから全てを手作業での解体は難しく、重機を使うため木造よりも高くなることが多いです。
また、建物の重量が重く基礎部分も木造よりも堅牢なため、土間コンクリートの解体には相応の時間と費用がかかります。
そのため、解体費用の相場は約175万円と木造住宅よりも高くなるケースがほとんどです。
ただし、鉄が高く売れる時期に解体することで費用を抑えることも可能です。たとえばオリンピックやモノレールの建設など鉄の需要が高まるタイミングで解体した場合、解体費が安くなることがあります。

50坪の家の解体費用相場(重量鉄骨造住宅)

重量鉄骨造住宅の解体費用相場は約225万円で、軽量鉄骨造住宅よりもさらに頑丈なため費用も高くなります。
重量鉄骨の家が建っている不動産を解体し売却する場合には、売却価格を高めに設定するなどの工夫が必要です。
木造や軽量鉄骨造住宅に比べて解体工期が長くなるため、引渡しに間に合わせるため早めの準備が必要になる場合もあります。
重量鉄骨造住宅を解体する際には、資金の工面と解体スケジュールをあらかじめ把握しておくことが重要です。

50坪の家の解体費用相場(鉄筋コンクリート造住宅)

鉄とコンクリートの良い点を取り入れた鉄筋コンクリート造住宅は、数ある構造の中でも最も耐震性・耐久性に優れています。その反面紹介している中では最も解体しにくく、多くの人件費と重機、そして工期が必要です。
そのため解体費用の相場も最も高く、約250万円となっています。
さらに解体時には大きな音が鳴り響くことから、近隣住民に挨拶回りするなどの気遣いが必要です。

50坪の家の解体費用相場【地域別】

都市部と地方では重機の維持費や人件費が異なるため、都市部の方が解体費は高くなります。また、前面道路が狭かったり重機のアームが動かせない現場だと手作業が増えるため、どのエリアでも相場よりも費用はかかってしまいます。さらに処分するクリーンセンターが解体現場から遠い場合、処分にかかる費用が増える可能性があります。
つまり、解体がしやすい立地条件であるかどうかも、解体費に大きく影響するのです。

50坪の家の解体にかかる5つの費用の内訳

50坪の家の解体にかかる5つの費用の内訳
家を解体するためには安全に工事するための準備をした上で解体し、さらにキレイな土地の状態に整地する必要があります。
これらのステップそれぞれに費用がかかるため、解体業者の見積を比較する上でも内訳を把握しておくべきです。
この章では解体費用の内訳を解説しますので、参考にしてください。

解体費用の内訳

  • 仮設工事費用
  • 解体工事費用
  • 廃棄物(廃材)の処理費用
  • 整地費用
  • 諸経費

50坪の家の解体にかかる費用①仮設工事費用

仮設工事は安全に工事をするための足場設置と、騒音を防ぐための防音シート設置が主な内容です。
解体する家屋の建築面積によって費用が変動し、800円〜1,000円/㎡が相場です。
ただし、重量鉄骨や鉄筋コンクリート造住宅の場合は防音シートの量が増えるため、相場よりも高くなる傾向にあります。
この工事は家屋自体の解体には関連しませんが、円滑に解体工事を進めるためには必須で省略できない工事です。

50坪の家の解体にかかる費用②解体工事費用

家屋本体の解体工事は前述したように家屋の構造によって変動しますが、前面道路や間口の広さも大きな影響を与えます。
たとえば前面道路が狭い場合は交通整理をするためのガードマン設置が市区町村から指示されることになり、場合によっては通行止めの許可が必要です。
また、間口が狭いと重機が入らず手作業による工事となるため、費用が高くなってしまいます。
また、工期が長くなると日当が増えその結果人件費が増えます。
このように、家屋本体の工事は様々なケースを考慮した上で見積されることになります。

50坪の家の解体にかかる費用③廃棄物(廃材)の処理費用

解体で発生した廃棄物や残置物の処理費用は自治体によって大きく変わりますが、3,000〜8,000円/㎡が相場であることが多いです。
ただし、地方での解体は自治体の処理能力が低い場合があり、相場よりも高くなることもあります。
そのため、なるべく廃棄物を出さないためにも残置物はなるべく自分で処分したり売却することをおすすめします。
なお、火災にあった家屋を解体した場合、灰や燃えカスは産業廃棄物指定となり、解体する面積が少なくても高くなることがあり注意が必要です。

50坪の家の解体にかかる費用④整地費用

整地とは工事後の土地形状を整える作業のことです。
建物の基礎を解体するためにはある程度地面を掘り返すことになり、土が盛り上がってしまうため重機で踏み固める必要があります。
一般的には土が流出しないような形状に整地しますが、整地内容を指示したい場合は別途費用がかかる可能性があります。
たとえば解体する家屋があるエリアが宅地造成工事規制区域の場合、一定以上の盛土や切り土になってしまうと指導が入ることがあります。
このようなトラブルを避けるために整地は必要で、家屋の解体とセットでかかる費用です。

50坪の家の解体にかかる費用⑤諸経費

現場管理費用やリスク管理の費用など、工事を安心安全に進めるために担保しておく費用のことです。
工事に直接関わる費用ではないことから削減できると思われがちですが、諸経費の削減に応じる解体業者は少ないでしょう。
なぜならこの費用は予測できない事態が現場で起きた場合に対処するために必要であり、担保しておかなければ安心して工事を進めることができないからです。
なお、諸経費は解体業者によって算出方法が異なり、費用を固定にしている業者もあれば家屋解体工事の3%と定めている業者もいます。

50坪の家の解体以外にかかる3つの費用の内訳

解体以外にかかる3つの費用
家の解体工事は家屋だけでなく、敷地全体を更地にする工事内容も含まれています。
つまり、敷地の広さや状態も解体工事費に影響します。
特に「付帯工事費用」や「アスベスト除去費用」、「地中埋設物除去費用」は費用負担の割合が大きいことから、相場を正しく把握しておくことが重要です。

家の解体以外にかかる3つの費用の内訳 内容
付帯工事費用 樹木やブロック塀、アスファルトなどの撤去にかかる費用
アスベスト除去費用 人体に悪影響を及ぼすアスベストを除去するのにかかる費用
地中埋設物除去費用 瓦や鋼管杭など、買主の建築を阻害する埋設物を撤去する費用

50坪の家の解体にかかる費用①付帯工事費用

付帯工事費用は家屋以外の撤去工事費用で、敷地に関連する内容が多いです。
こうした付帯工事費用は樹木の伐採やブロック塀、駐車場部分のアスファルト撤去など工事する項目が多いほど高くなります。
たとえば樹木の撤去は5万円、ブロック塀の撤去は4,500円〜5,000円/m、カーポート撤去は2万円が相場となります。
これ以外にも井戸の埋設は10万円前後の費用がかかることから、解体業者に見積を提示してもらう際には必ず敷地全体をチェックしてもらうことをおすすめします。

50坪の家の解体にかかる費用②アスベスト除去費用

人体に悪影響を及ぼすアスベストが含有している家屋の場合、追加で2〜9万円/㎡の除去費用がかかってしまいます。
アスベストは2006年よりも前に建築された家屋に含まれている可能性があり、環境省は80㎡以上の家屋を解体する場合に含有調査の報告を義務付けています。

50坪の家の解体にかかる費用③地中埋設物除去費用

家を解体し土地として売却する場合、引渡し後に買主の建築を阻害する地中埋設物が発見された場合は撤去の責任を負うことになります。
たとえば瓦や鋼管杭、アスファルトの破片などは建築の邪魔になる可能性があるため、撤去を求められることがあります。
地中埋設物によって撤去費用は様々ですが、1〜5万円/㎡であることが多いです。
ただし、あまりにも高額になってしまうと撤去できないことがあり、その場合は買主と協議の上で対処方法を検討することになります。

50坪の家の解体費用が高くなる6つのケース

解体費用 高くなるケース
50坪の家を解体する際には解体業者から見積を取得することになりますが、相場よりも高くなってしまうことがあります。
この章では解体費用が高くなってしまうケースについて、解説します。
これから解体費の見積を把握する人は参考にしてください。

50坪の家の解体費用が高くなる6つのケース

  • 建物が二階建て以上である
  • 平屋でも基礎や屋根の面積が広い
  • 残土や残置物が多い
  • お祓いや地鎮祭を行う
  • 敷地内に工事車両の駐車場所がない
  • 仲介業者を介して依頼する

50坪の家の解体費用が高くなるケース①建物が二階建て以上である

3階建てや4階建ての家屋を解体する場合は、足場と防音シートの設置費用が高くなってしまう上に工期が長くなるため、解体費用が高くなってしまいます。
また、工事の安全が難しくなるため管理費などの諸経費も高額になり、一般的な相場に収まらないことが多いです。
たとえば3階建て住宅は2階建てよりも1階層多いことから、約1.5倍の解体費になるイメージとなります。
階層が多い家屋の解体には注意が必要です。

50坪の家の解体費用が高くなるケース②平屋でも基礎や屋根の面積が広い

1階層しかない平屋の場合でも建築面積が広い場合は解体費用が高くなります。建築面積が広くなると、解体費用の高い基礎部分や屋根の面積が広くなるからです。
特に基礎部分に使われているコンクリートや鉄筋は廃棄物扱いになることが多く、廃棄費用が高くなってしまいます。
その結果、大きな平屋の解体費用は2階建てよりも高くなることもあります。
ただし、足場と防音シートの設置費用は安くなるため、全ての内訳が高額になるわけではありません。

50坪の家の解体費用が高くなるケース③残土や残置物が多い

相続によって取得した家を解体する場合、家屋内の状態を十分に把握できないまま進めてしまうことがありますが注意が必要です。
この場合押入れや天井裏、軒下から思わぬ残置物が発見されてしまい解体業者から追加費用を請求されることもあり得ます。
また、基礎が地中深く設置されていると掘り起こす際に発生する残土が増えてしまい、処分費が高額になります。
自ら建築していない家屋を解体する場合には想定外の費用が発生する可能性があるため、必ず解体業者を家屋内を隅々までチェックすることをおすすめします。

50坪の家の解体費用が高くなるケース④お祓いや地鎮祭を行う

家を解体し新しく家を建てる「建て替え」の場合、土地を安全に使用することを神様に祈祷するのが一般的です。
お祓いや地鎮祭と呼ばれるこの作業は神主に支払う祈祷代やお供え費用がかかり、数万円の出費となります。
場合によっては参列者へのお土産代もかかることから、どのくらいの費用を準備すべきかハウスメーカーに確認しましょう。
これ以外にも井戸や仏壇が発見された場合はお清めや魂抜きなどの行事が必須となることから、解体予定の不動産には敷地内の全てを把握することが重要です。

50坪の家の解体費用が高くなるケース⑤敷地内に工事車両の駐車場所がない

敷地に重機の作業スペースや廃棄物を入れておくコンテナがない場合、近くに駐車場を借りることになり費用がかかります。
さらに駐車場が遠いとそこまでの往復費用が追加されてしまい、家屋の解体とは別の費用を負担することになってしまいます。
こうした費用は解体業者が事前に現地確認することである程度把握することができますが、借りられると思っていた駐車場が突如借りられなくなるトラブルは比較的多いのです。
工事車両の駐車場所は確実に確保できるよう、近隣住民に協力を呼び掛けることをおすすめします。

50坪の家の解体費用が高くなるケース⑥仲介業者を介して依頼する

不動産会社やハウスメーカーを通じて解体業者に見積を依頼した場合、解体業者が仲介した会社に支払う紹介料を上乗せした見積提示になることがあります。
こうした紹介料は違法行為ではないものの、施主にとってはデメリットです。解体業者への見積はなるべく直接依頼することをおすすめします。
なお、解体業者の見積は必ず複数社に依頼し、公正に比較検討することで適切な解体費用を把握することができるためおすすめです。

解体費用の実例

ここでは空き家の解体で実際にかかった費用を公開します。

RC造2階建ての解体費用実例

RC造2階建て105㎡の家の解体工事費用の事例です。
解体費用 実例
解体費用 実例

解体・発生材や運搬、防音、足場などで約170万円の見積もりとなっています。

CB、一部木造全撤去作業の解体費用実例

解体費用 実例

こちらは160万円の見積もりとなっています。

構造や坪数やによって幅はありますが、このように解体費用は高額になることが多いのです。

50坪の家の解体費用を節約する方法と注意点

解体費用を安く抑えるにはいくつか方法がありますが、同時に注意点もあります。この章で詳しく解説しますので、参考にしてください。

家の解体費用で利用可能な助成金や補助金を活用する

ほとんどの地方公共団体から解体関連の助成金や補助金が公開されており、解体費の80%近くを負担してくれる団体もあります。そのため、解体する際には建物があるエリアの市区町村に問い合わせをすることをおすすめします。ただし、助成金や補助金は上限が定められているケースが多いため、注意が必要です。

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複数の業者から相見積もりを取る

解体業者は複数社から見積を取得し比較検討することが重要ですが、その際には不動産会社やハウスメーカーを通さず、直接依頼することがポイントです。なぜなら、業者を入れてしまうと中間マージンが発生してしまい、費用が高くなってしまうからです。
つまり、適切な解体費用にするためにも、見積は直接依頼する必要があります。

適切な工事時期に依頼する

急いで解体する場合は多くの人を投入しなければならず、重機のレンタル費用も変わってしまいます。このような依頼をしてしまうと通常よりも高くなってしまうことから、解体工事のスケジュールは余裕を持つことが重要です。
また、業者の繁忙期に解体工事を行うと人件費が割高になるので、繁忙期を避けた計画的な工事発注が必要です。
その他にも、解体業者の繁忙期を避けることによって工事の期間が短くなり、費用を抑えられる可能性があります。

適切な価格の解体業者を選ぶ

インターネットで解体業者を調べると、他業者よりも格段に安い解体業者を見つけることができますが、こういった業者を選ぶことはおすすめできません。なぜなら、解体は家屋を解体し不要品を廃棄するという工事内容となっており、業者が変わっても内容は大きく変わらないからです。
つまり、1社だけ安い場合は何かの作業を省略していることになり、トラブルの原因になってしまいます。そのため、リスクなく建物を解体するためにも、適切な価格の解体業者を選ぶのが失敗しないコツです。

解体工事の期間と流れ

解体工事の期間と流れは次のようになります。慌てて解体することがないよう、事前にチェックしておくことをおすすめします。

一般的な工事期間

一般的な工事期間として、木造であれば約2週間、鉄骨であれば約1ヶ月という目安があります。このように構造によって期間が異なりますが、その理由として解体と処分にかかる時間が関係しています。
木材は柔らかいことから作業効率が高く、細かく裁断することで1度の大量に処分することができます。一方、鉄骨造は木造に比べて頑丈であることから解体に時間がかかってしまい、裁断できないことから処分回数が増えてしまいます。
このような理由があるため、木造と鉄骨造では工事期間が異なります。

工事の進行フローと必要な手続き

解体業者を決めると近隣住民に挨拶をすることになり、その後工事に着手します。そして、解体が終われば建物の登記を削除する滅失登記の手続きを行うことになります。
これらの流れに必要な準備は全て解体業者に委任できるので、引っ越しや残置物の撤去などをすぐにできるよう片付けを進めておくことがポイントです。

50坪の家の解体費用に関連するよくある質問

この書では50坪の家の解体費用に関連するよくある質問について、回答します。
これから家を解体する予定がある人は、参考にしてください。

家の解体費用が払えない場合はどうすればいいですか?

解体費用が高額で支払えないと判明した場合、現況のまま売却する方法がおすすめです。
この方法であれば家屋を解体しないため解体費を削減でき、貯金から解体費を支払うデメリットを解消できます。
ただし、中古戸建てとして売却するのであれば家の状態が良い前提となり、築年数が古く劣化が激しい家屋の場合は土地として売却することになります。
この場合は買主が解体費用を支払うことになるため、売却価格が低くなるデメリットもあります。
これ以外にも賃貸として貸し出し賃貸収入を得る方法もあります。
どの方法が最適になるかはケースバイケースであるため、早めに不動産会社へ相談しましょう。

100坪の家の解体費用はどれくらいですか?

100坪の家を解体する場合、約200〜600万円が相場となります。
ただし、100坪の家となると家屋内の残置物も多いと思われ、さらに敷地も広いです。
つまり、家屋の解体費用以外にも残土処分費や残置物の撤去費用、更地にするための付帯工事費用が高くなることも考えられます。
そのため、100坪の家を解体する場合は残置物をなるべく処分し、自分で撤去できる部分がないか確認するのが重要です。
また、木造ではなく軽量鉄骨や重要鉄骨造住宅の場合はさらに相場が高くなり、自治体によっては廃棄費用が高額になるケースもあるため、注意が必要です。

60坪の家の解体費用はどれくらいですか?

60坪の家を解体する場合は木造住宅で約120〜360万円が相場となり、坪単価では3〜8万円が多いです。
一方、鉄骨造の場合は約240〜360万円、鉄筋コンクリート造住宅だと約360〜480万円と高額になる傾向があります。
さらに築年数が古いとアスベストの撤去費用がかかり、地中埋設物の撤去費用も想定しておくことも重要です。
このように、家屋の構造や築年数に応じて60坪の家は解体費が変動することを知っておく必要があります。
場合によっては売却価格よりも解体費用の方が高くなるケースもあり、事前に解体業者や不動産会社に解体費用を抑える方法がないか相談しておくことがポイントです。

まとめ

不動産の解体はエリアや建物の状況、立地条件によって費用が変わるため注意が必要です。また、解体業者によっては後からトラブルになるような対応をされることもあるため、必ず複数の不動産会社から見積を取得する必要があります。
このように、家を解体する場合には注意点も多いことから、慌てて準備して判断を間違えないようなるべく早い段階から準備しておくことがおすすめです。

また、解体せずに売りたい場合は空き家買取専門の不動産会社も存在するため、空き家を有効活用できず持て余している方は、ぜひお早めの売却もご検討ください。
売却の際は、全国エリア対応で数多くの買取実績を持つ「空き家パス」へお声掛けください。

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