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空き家管理サービスの特徴とは?メリットやデメリット、おすすめの会社を紹介します!

空き家管理サービス

空き家を所有している売主にとって、空き家の管理にかかる工数は悩みのタネであることが多いです。そのため、空き家管理サービスを利用する売主も多いですが、利用にはメリットもデメリットもあります。
また、会社によって特徴が異なることから、空き家管理サービスを検討する前に知っておくことがおすすめです。この記事では空き家管理サービスのメリットとデメリット、おすすめの会社について解説します。

この記事で分かること

  • 空き家管理サービスの特徴
  • 空き家管理サービスのメリットデメリット
  • おすすめの空き家管理サービス会社

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なぜ空き家管理が必要?

空き家管理
空き家を放置することにはリスクが高く、おすすめできません。なぜなら平成26年に国土交通省から「空家等対策の推進に関する特別措置法」が交付されており、この法律によって空き家を放置することに大きなデメリットが発生するからです。そのため、空き家を所有している売主は、空き家にまつわる次のような状況を把握しておく必要があります。

空き家管理法について

上記の法律は通称、空き家管理法と呼ばれており、増え続ける空き家問題を抑制するのが目的となっています。
たとえば実家を相続したものの遠方のため活用することができず、所有者が家の点検や草むしりといった管理を実施できないまま放置されることは多いです。そして、こうした空き家を放置しておくことで自然災害の影響によって倒壊する可能性が高くなることから、解体や管理といった是正命令や固定資産税の優遇除外といった対策を実施できるようになりました。このような特定空き家に認定されてしまった場合、売主の費用負担は大きくなってしまいます。
このことからも、空き家の管理は売主にとって非常に重要な問題といえます。

特定空き家については、こちらの記事もご覧ください。
空き家の行政代執行が適用されるケースとは?

空き家問題の現状とその影響

国土交通省が公開しているデータによると、中古戸建の数は年々増加しており、その中でも空き家率は2018年時点で13.6%を超えることになりました。つまり、空き家の数は年々増加しており、管理サービスの重要性は増す一方といえます。
また、人口減少により地方で不動産を売却することが難しくなっていることから、空き家活用とサービスを利用した巡回点検については十分に検討すべきといえます。

空き家管理業者の選び方

選び方
空き家管理のサービスを提供している業者を選ぶ際には、サービス内容が重要です。たとえば料金の比較をした場合でも、60分で9,900円であったり月額制であるなど統一されていないことが多いです。また、雑草の草むしりだけでなく、室内の清掃や庭木の選定、水道の通水と建物の雨漏りチェック、換気の確認、不審者防止のための巡回など多くの管理項目があります。
これらを組み合わせることで料金が決まることから、どのサービスを利用したいのかをあらかじめ決めておくことがポイントです。

業者委託のメリットとデメリット

この章では、空き家管理サービスを業務委託する際のメリットとデメリットについて、解説します。空き家の所有者で自己管理できていない人は、参考にしてください。

空き家管理サービスを業務委託するメリット

空き家管理のプロにサポートを依頼するメリットは、管理工数が減ることに他なりません。前述した特定空き家への認定を避けるためにも、空き家は定期的に巡回し管理すべきです。
しかし、遠方にある物件は現実的に所有者が管理することは難しく、不動産会社を通じて売却をしようとしても売れるまでは家屋の破損をチェックする義務があります。こうした工数を削減するという意味で空き家管理サービスの利用はおすすめです。
このサービスは所有者が希望する作業内容に応じてサービスのプランをカスタマイズすることができ、さらに実施した際の報告もしてもらえます。つまり、所有者が現地で目視をしなくとも家の状況を把握することができるという点が、メリットといえます。
また、業者によってはゴミの片付けや簡単な掃き掃除、郵便物などの投函物の回収をお願いできることもあるため、どこまでサポートしてくれるかも合わせてチェックすることをおすすめします。

空き家管理サービスを業務委託するデメリット

空き家管理サービスのデメリットは、費用がかかるという点です。依頼する内容が増えるだけ所有者の管理工数は減りますが、その分費用負担が大きくなることを知っておくべきです。さらに、実施内容の報告書を提示されることになりますが、破損箇所や雨漏りなどの修繕費は別費用となります。
このことからも、空き家を維持するためのランニングコストになってしまうという点が、デメリットといえます。

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おすすめの空き家管理サービス7選

この章では、おすすめの空き家管理サービス会社を7社紹介します。それぞれの会社に特徴があることから、自分に合った会社を選ぶ際の参考にしてください。

東京ガス 実家のお守り

東京ガス実家のお守りは東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県のそれぞれ一部を対応エリアとしており、換気、通水、外観・内観確認、草木の確認、簡易清掃、郵便物回収、 写真報告が基本サービスです。また、50分、60分、90分とコースが分かれており、それぞれ税込みで9,900円、11,000円、14,300円が料金となっています。
このように、空き家の管理に必要な項目はどのコースでも入っていることから、比較的コースを選びやすい業者といえます。

大東建託パートナーズ

大東建託パートナーズはマンション管理を主要業態としている会社であることから、細かな巡回サービスに向いています。費用は外部巡回サービスで5,500円/回、マンション巡回サービスで8,800円/回、内外部巡回サービスで11,000円/回となっており、外部巡回サービスは室内確認と換気清掃、通水がなく、マンション巡回サービスは外部確認清掃と除草がありません。
このことからも、ある程度価格帯に応じてサービスがパッケージ化されているという特徴があります。

Livness

大和ライフネクスト株式会社が運営するLivnessは大手大和ハウスグループであることから、安心して業務委託することができます。サービス内容は11,000円/回の戸建てプランと、9,900円/回のマンションプランの2つとなっており、他社に比べてサービスの選択肢は少ないものの漏れなく管理を依頼することができます。
つまり、プランを選ぶ工数を減らし、さらに大手に依頼したい人におすすめの業者といえます。

日本空き家サポート

株式会社L&Fが運営する日本空き家サポートは、空き家管理レポートをクラウドで報告してくれることから、管理の履歴をマイページで確認できるという特徴があります。また、費用は30分で5,500円/回のライトプラン、60分で11,000円/回のスタンダードプラン、90分で14,300円/回のスタンダードプラスプランがあり、これとは別にマンションプランもあるそうです。
このように、管理の履歴を効率よく管理したい人に向いている業者です。

空き家のみまもりサービス

空き家のみまもりサービスは注文住宅を建築している安江工務店が運営しており、屋内のみもしくは屋外のみであれば6,000円/回となってます。また、屋内外の巡回管理を依頼した場合でも10,000円/回であることから、比較的費用は安目といえます。
さらに、2023年12月31日までの申し込みであれば3,000円のオプション価格となる草むしりを0円にすることができるようなので、早急に空き家管理サービルを利用したい人は早目に検討することをおすすめします。

HOME ALSOK るすたくサービス

警備会社で有名なALSOKからはるすたくサービスというサービスが提供されており、空き家の管理だけでなく防犯という側面にも強みがあります。また、他社とは違って月額制という特徴があり、一般価格で月額4,400円、ホームセキュリティユーザー向けで月額2,200円となっています。さらに、見回りと投稿物整頓、ホームセキュリティを全て依頼できる、るすたくセキュリティパックという商品もあり、こちらは月額5,500円です。
このように、1回の巡回ではなく定期的に管理するという点において強みがある会社といえます。

100円管理サービス

NPO法人空家・空地管理センターが提供する100円管理サービスは、毎月1回外部からの建物目視と写真つきの報告がサービス内容となっており、月に100円という低価格が特徴です。これ以外にもポスト掃除を追加する場合は毎月500円、郵便物の転送は毎月950円追加することで依頼することができ、自分の好みにサービスをカスタマイズできるという点も、他社にはない強みです。
ただし、これらのサービスを利用するためには初期費用として税込み3,800円がかかるため、注意が必要です。

空き家管理に困った時の対処方法

対処法
空き家管理はサービス会社と業務委託することで管理工数を下げることができますが、費用がかかるため永続して利用する所有者は少ないです。そのため、最終的には次のような対処方法を選択する所有者もいます。

空き家を活用する

空き家を自分で活用したり他人に貸すなど、有効活用するという方法はおすすめです。この方法であれば居住者が快適な住環境を維持するために管理を行うため、費用はかかりません。また、賃貸にだす場合は賃料を得ることもでき、空き家を活用した資産形成をすることができます。

空き家を売却する

空き家を貸すのではなく、不動産会社を通じて売却してしまうという方法もあります。この場合は不動産の所有権を放棄することになりますが、管理の責任から逃れることができ利益を一度に得ることができます。
ただし、空き家の所有期間によっては税金が高くなることもあるため、売却する際には手残り額を正確に計算する必要があります。

まとめ

空き家は管理に時間と手間がかかるため、空き家管理サービスの利用も検討することがおすすめです。そもそも管理が難しく手放したいという場合には「空き家パス」にご相談ください。空き家の買取実績が豊富で全国に対応しています。

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