岐阜で空き家を買い取ってもらうには？相場や買取のメリット・デメリット、おすすめ業社の選び方も解説

岐阜県は山と大きな河川に囲まれているため田舎暮らしをしたい人に人気ですが、名古屋駅まで30分という利便性の良さもポイントです。
そのため不動産の取引も活発に行われており不動産会社に不動産売却のための査定依頼も多く、活用していない物件でも高値で売却できる可能性が高いといえるでしょう。
しかし空き家は建物の状態や立地が悪いと販売が長期化することもあり、仲介で買主を探す売却方法ではスムーズに処分できないことも多いです。
そこで空き家の処分は不動産買取がおすすめとなっており、空き家の売主は仲介と合わせて検討すべきでしょう。
この記事では空き家の買取の特徴とメリット・デメリット、業者を選ぶコツについて解説します。
岐阜県でおすすめの買取業者と不用品回収に強い会社も紹介しますので、参考にしてください。

空き家パスは、不用品の撤去不要で空き家をそのまま買取可能です。岐阜県の田舎にある空き家であっても、すぐに査定を行なっています。仲介では売却が難しい事故物件や再建築不可物件も積極的に買取していますので、岐阜で空き家の買取業者を探している方はぜひご相談ください。

空き家の買取とは？

戸建てやマンションといった不動産を売却する場合、所有者は一般的に不動産会社に販売を依頼して買主を探してもらう「仲介」を選ぶケースが多いです。
しかし周辺環境や物件の状態によってはスムーズに販売することができず、その間建物が劣化することもあります。
特に劣化が激しい戸建は特定空き家に認定されるリスクを抱えており、場合によっては固定資産税の優遇措置が撤廃されることもあり得ます。
このように仲介はいつ売れるか分からないというデメリットがありますが、買取は不動産会社が直接買主となって買取するため、買取価格に合意した時点で売買契約の締結が可能です。
そのため、築年数が古い空き家などを処分する場合は仲介よりも買取の方がリスクが低いといえるでしょう。

空き家買取のメリット

空き家買取のメリットには次のようなものがあります。

売却まで短期間で済む

仲介の販売期間は買主が見つかるまで続きますが、買取は不動産会社が買主となるためほとんど販売期間がありません。
また買取業者はローンを組まずに現金で支払うことが多いため契約から決済までの期間も短く、1ヶ月以内に完了するケースもあります。
そのため所有している物件をスピーディに処分し現金化できるという点が、買取のメリットといえるでしょう。

資金計画を立てやすい

不動産を仲介で売却するためには不動産会社に査定を依頼し、査定額をベースに価格を決めることになりますが希望価格で売却できるかは分かりません。
つまり仲介の場合は査定価格＝売却価格とならないといえますが、買取は買取の査定額がそのまま売却価格になります。
このように支払金額と時期が明確になるという特徴が買取にはあることから、売主が売却益の使い道を決めやすくなるという点がメリットです。

全国どこにいても手間なく売却できる

買取は査定や内覧時に立ち会う必要がなく、家にいながら空き家の処分を進めることができます。
また買取業者によっては全国どこでも対応可能となることから、遠方の実家や管理していない空き家でも手間をかけることなく売却の相談ができます。
このことからも買取は効率よく不動産を処分したい人に向いているといえるでしょう。

仲介で売れない物件も買取してもらえる

事故物件などの訳あり物件は価格を相場よりも安くしても仲介で売れないことも多く、訳あり物件を相続してしまい処分できない悩みを抱えている人もいます。
その点買取を専門にしている業者であれば訳あり物件でも買取することができ、現状を所有者が知らない状態であっても買取業者が調査するため安心して相談することができます。

解体費用がかからない

建物の状態が悪いと利用価値がないため解体して更地にし、土地をして売却する方法もあります。
しかしこの場合は解体するための費用を売主が負担することになり結果的に手残り額が減ってしまうことになりますが、買取は建物を解体することなく現況のままで引渡しできます。
さらに残置物も処分する必要がないという点も大きなメリットといえるでしょう。

契約不適合責任が免責される

契約不適合責任とは売却後に売主が負うリスクのことで、雨漏りやシロアリ被害などが発生した場合は売主の費用負担で修繕しなければなりません。
そのため築年数が古く放置されている空き家を売却する際には現状の確認が重要なポイントとなりますが、買取は契約不適合責任を免責にすることができます。
なぜなら買取業者は不動産を買取した後に修繕し、リフォームやリノベーションを実施した後に再販売するからです。
つまり、どのような状態であっても買取業者が修繕することになるため、売主はリスクを負うことなく処分できるという点がメリットです。

空き家買取のデメリット

空き家買取のデメリットには次のようなものがあります。

仲介で売るより安くなる可能性がある

仲介は相場に近い金額で売却できるケースが多いですが、買取は仲介よりも安くなることがデメリットといえます。
なぜなら買取業者は買取した後に物件を修繕し再販売することを目的にしていますが、再販売価格は仲介の相場に近い価格となるからです。
そのため買取を選ぶ場合は仲介ベースの価格をイメージするのではなく、買取業者から提示された買取価格を参考にすることが大切です。
ただし買取は仲介とは違って仲介手数料の支払いが不要となるため、価格だけでなく諸費用も合わせてチェックしましょう。

買取を断られることもある

不動産会社によっては仲介がメインで買取はサブの業態にしていることもあり、このような会社は買取実績が少ないことがあります。

そのため物件によっては買取価格が極端に安くなったり断られたりしますが、買取専門業者であれば訳あり物件のように処分が難しい物件でも買取してくれます。
特に空き家はエリアや建物の状態に詳しくなければ査定が難しいことから、空き家専門の買取業者に査定を依頼することがポイントとなります。

空き家の買取価格はどう決まる？

仲介で不動産を売却する場合、周辺環境や物件情報、現在販売されている公開物件から査定額を算出することが可能ですが買取の査定はケースバイケースとなり一概に算出方法があるわけではありません。
買取価格は一般的に相場の5〜8割といわれていますが、買取業者や査定依頼時期によって価格が変動することになります。
また買取は再販売価格から逆算して算出するという点があり、買取業者が再販売に自信があれば買取価格は高くなります。
このことからも、買取実績数が多く口コミが良い買取業者に依頼することが大切といえるでしょう。

岐阜県の空き家の売却相場を知りたい！

この章では岐阜県で実際に取引されている事例を不動産情報ライブラリの公開データを基に紹介します。空き家の買取に特化した情報ではありませんが、エリアや築年数、前面道路の状況なども参考にしてください。

岐阜市の不動産売却相場

岐阜市の不動産売却相場は、次のようになります。

岐阜県の県庁所在地がある岐阜市は最も人口が多く、岐阜県の20%が岐阜市に住んでいます。
そのため戸建ての取引も多く、坪単価も高いことから戸建てを売りやすいエリアといえるでしょう。
また岐阜駅から名古屋駅まで約30分という立地も魅力的です。

高山市の不動産売却相場

高山市の不動産売却相場は、次のようになります。

飛騨高原や近くに世界遺産の白川郷がある高山市は自然豊かな環境となっており、古民家暮らしを希望する人が空き家を購入するケースも増えています。
また観光客も多いため空き家を民泊目的で検討する投資家もいるため、山間部であっても空き家が取引されることもあります。
ただし岐阜市に比べて坪単価は安いため、売却価格の設定には注意が必要です。

多治見市の不動産売却相場

多治見市の不動産売却相場は、次のようになります。

岐阜市の東側にある多治見市は愛知県春日井市や瀬戸市、豊田市へのアクセスが良く、トヨタ自動車の社員が居住地に選ぶことも多いエリアです。
そのため岐阜県の中でも比較的坪単価も高く、郊外の空き家でも売却事例があります。
2024年時点で10万人を超える人口となっていることから、今後も戸建ての取引は一定数あるといえるでしょう。

中津川市の不動産売却相場

中津川市の不動産売却相場は、次のようになります。

中津川市は岐阜県北東部の山間部を切り開き開発されており、長野県と隣接しているのどかな街です。
人口は減少傾向にあるものの岐阜県では8番目に多く、田舎に移住し自然に囲まれた生活をしたいと考える人にも人気です。
ただし山間部では土砂崩れが起きやすく空き家の立地によっては仲介での販売ができないケースもあるため、注意が必要です。

飛騨市の不動産売却相場

飛騨市の不動産売却相場は、次のようになります。

飛騨市は高山市同様に世界遺産の白川郷に近いことから観光業が盛んな街で、民泊も人気です。
そのため飛騨市と高山市をセットで移住地として検討するケースが多く、民泊目的の投資家も注目している町です。
その一方で豪雪地区でもあるため慣れていない人は冬場に生活しにくさを感じる可能性もあるため、移住する際には1年を通じて環境をチェックする必要があるでしょう。

岐阜県で空き家買取業者を選ぶポイントは？

岐阜県には多くの買取業者が対応エリアにしていますが、買取業者はどこでも良いというわけではありません。
業者によっては買取価格が安くなったりいつまでも支払いを受けられないというトラブルに巻き込まれることも考えられます。
このようなトラブルを避けるためにも、この章で解説する買取業者選びのポイントを押さえておきましょう。

空き家がある土地での買取実績がある

空き家の買取価格は再販売できるかどうかがポイントとなりますが、空き家がある土地に詳しくなければ高値をつけにくくなってしまいます。
そのため地域密着型や全国対応している買取業者から優先的に検討し、エリアについて十分な知識を持っていることを前提に比較検討することをおすすめします。
なお、HPで買取実績のあるエリアや実績数は確認できますので、業者選びの判断材料にしましょう。

売りたい空き家の状態に近い空き家の買取実績がある

全く同じ状態の空き家は存在せず、同じエリアで買取実績があったとしても空き家の状態が変われば買取価格も変わります。
つまり、買取依頼する空き家とよく似た物件を買取した実績が多いことが、買取業者選びにおいて大切だといえます。
たとえば築年数や前面道路の広さなどは空き家の価格に大きく影響し、訳あり物件については極端に安くなることもあります。
そのため売りたい空き家に近い物件の買取実績がある業者を選定し、査定依頼するのがおすすめです。

空き家パスの買取実績はこちら

複数社を比較する

買取の査定は必ず複数社に依頼し、比較検討することがポイントです。
なぜなら買取業者によって買取価格や買取条件は大きく変わり、自分に合った買取業者を見つけるためにはなるべく多くの業者にコンタクトを取る必要があるからです。
また業者選定をする際には買取価格や条件だけでなく、査定回答のスピードや説明の丁寧さもポイントとなります。
このようなポイントをチェックし、総合的に判断した上で買取業者は決めましょう。

岐阜県で空き家の買取に強い業者5選

この章では岐阜県でおすすめの買取業者を5社、紹介します。

空き家パス（株式会社ウィントランス）

空き家パスは対応エリアが全国ですので山間部などの郊外であっても買取可能です。また、電話やメール、LINEなど様々な問い合わせ方法で受付しています。
全国で買取実績があるため空き家買取のノウハウを多く保有しており、「残置物撤去なし条件」や「事故物件」などの買取も得意としています。
さらに現地査定時に売主が立会う必要もないことから地方の空き家を保有している人に向いている買取専門業者です。2024年7月16日時点のGoogleレビューでは4.8以上という高い評価をいただいています。

株式会社雅家

全国のどこでも買取を実施している雅家は累計買取件数は4000件を超えており、お客様満足度96.2%という実績があります。
また最短2日で現金化できるというスピード対応も魅力的といえ、事故物件や再建築不可物件も積極的に買取しているようです。
多くのメディアでも取り上げられている買取業者のため、安心して任せられるといえるでしょう。

山ねこ不動産（グレイセル株式会社）

グレイセル株式会社が運営する山ねこ不動産は岐阜県の中でも本巣市と揖斐川町付近を主な対応エリアとしており、この地域に詳しいことから多くの実績があります。
ただし完全予約制のため急な査定依頼には対応しておらず、さらに電話連絡に対して消極的な対応をします。
このことからも山ねこ不動産を利用する際には事前にHPやメールで予約を行い、相談することをおすすめします。

株式会社ホームワン

岐阜市に店舗を構えるホームワンは不動産仲介業者として活動していますが不動産買取にも力を入れており、HPでは多くの買取実績が公開されています。
またお客様の声も掲載されていることから対応内容を事前にチェックすることができ、売主にとって安心材料となるでしょう。
岐阜駅から徒歩圏内に店舗があるため、気軽に相談できるのも魅力の一つです。

Yes不動産（株式会社新岐阜商会）

Yes不動産は空き家や空き地の仲介・買取に長けており、岐阜県で多くの買取実績があるようです。
これ以外にも家屋解体や遺産買取も積極的に行っており、空き家に関する悩みは全て相談に乗ってくれます。
そのため空き家の扱いに悩む場合はまずYes不動産に相談し、方向性についてアドバイスをもらうのも良いでしょう。

岐阜県で不用品回収を依頼できる業者一覧

空き家を高値で売却するためには屋内や庭に不用品が少ない状態にしておくのがおすすめです。
この章では岐阜県で不用品回収を依頼できる業者を紹介します。

オールスマイリー（株式会社ラフブライト）

東海4県を対応エリアにしているオールスマイリーは不用品回収だけでなく、引っ越しや建物解体も請け負っています。
またゴミ屋敷専用の業者でもあるため残置物が多い場合でも安心して任せることができ、年間実績1,200件以上という点も信頼できるポイントといえるでしょう。
HP上である程度の費用を確認できることから、事前にチェックすることをおすすめします。

合同会社アイワクリーン

合同会社アイワクリーンは全国対応となっているため遠方の空き家を処分する際にも利用することができ、売主の手間がかからないという特徴があります。
また営業時間は8時〜20時ですが年中無休で対応してくれることから、急な依頼でも相談に乗ってくれます。
年間作業実績500件超、Googleの口コミで顧客満足度98%、追加料金・出張料・キャンセル料0円というサービス内容も人気の理由です。

不用品回収ピース岐阜（株式会社クオーレ）

創業10年以上の株式会社クオーレはグループ全体で年間問い合わせ実績10万件以上という圧倒的な実績があるため安心感があり、さらに最短即日で不用品を回収してくれるスピード対応も特徴の一つです。
そのため、岐阜県で不用品回収を検討する際にはチェックしておくべき会社といえるでしょう。
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不用品は整理してから売却すべき？

空き家の買取は原則不用品を回収せず、現況のままで引渡し可能です。
しかし残置物が多かったり庭に家電製品が放置されている状態では買取価格が下がってしまう可能性があることから、ある程度処分しておくことをおすすめします。
このことからも残置物が多い空き家を処分する際には買取業者と合わせて不用品回収業者にも見積を依頼しておくことがポイントといえるでしょう。

空き家パス（株式会社ウィントランス）なら片付け不要で買取！

空き家を買取してもらうための業者選定は、高い買取価格を提示してくれるだけでなく買取条件を踏まえて検討することが大切です。
空き家パスは、不用品の撤去不要で空き家をそのまま買取可能です。都市部だけでなく田舎にある空き家であっても、すぐに査定を行なっています。仲介では売却が難しい事故物件や再建築不可物件も積極的に買取していますので、空き家の買取業者を探している方はぜひご相談ください。

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