東京海上日動の火災保険は空き家もOK!ただし条件が厳しいので注意
空き家の火災保険として、東京海上日動の火災保険を検討している方も多いのではないでしょうか?
東京海上日動の火災保険は空き家でも加入できますが、加入条件が厳しいので注意が必要です。
この記事では、東京海上日動の火災保険について詳しく解説していきます。ぜひ参考にしてみてください。
- 東京海上日動の火災保険の契約条件
- 東京海上日動の火災保険の補償対象リスク
- 東京海上日動の火災保険の特徴
目次
東京海上日動の火災保険は「トータルアシスト住まいの保険」
東京海上日動の火災保険「トータルアシスト住まいの保険」は、火災や震災などの災害が起きたときに補償をしてくれる損害保険です。
日本全国どこで災害が起きても素早く対応可能な体制が魅力となっています。また、手厚い保険金を素早くお支払いしてくれる点や、日常生活で何かが起きたときのために付帯サービスが充実している点も魅力です。
ただし、「トータルアシスト住まいの保険」の補償を受けるためにはさまざまな条件をクリアしなければなりません。まずはその条件について見ていきましょう。
空き家だと契約条件が厳しいので要注意!
「そもそも空き家は火災保険に加入できるのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。結論、それは保険会社によって異なります。
保険会社によっては、空き家自体火災保険の引き受けができないところもあります。しかし東京海上日動の火災保険「トータルアシスト住まいの保険」の場合は、空き家でも火災保険の加入を引き受けることは可能です。ただし、一言で「空き家」といっても、その状況により契約できるかどうかは変わってきます。
ではどんな状況だと契約可能になるのでしょうか?
家財が常時備えられていて季節的に使用される別荘などは契約可能!
空き家でもこの保険に加入するためには、「住宅物件として取扱いができるかどうか」がポイントとなります。
具体的には以下のような場合に加入が可能です。
- 単身赴任や転居などのときに一時的に空き家となる場合
- 季節的に使用する別荘となる空き家の場合
どちらも常時家財が備えられていて、「人が住むことがある物件」です。この場合は「住宅物件」として扱われ、この保険に加入することができます。
それでは、荷物置きや店舗、事務所などの「人が住まない物件」の場合はどうでしょうか?この場合、「住宅物件」ではなく「一般物件」として取り扱われます。この保険は、住居として使用される建物を対象とした保険ですので、この場合は加入できません。
このように、建物の使用用途によって保険加入の可否は異なります。まずは現況の使用用途を明確にし、保険会社に問い合わせてみましょう。
また、建物の劣化具合によっても契約内容は異なってきます。きれいな状態の空き家もあれば、老朽化が進んで今にも壊れそうな空き家もあることでしょう。そういった空き家の状態も、しっかりと確認するようにしましょう。また、その際には使わない家財なども処分しておくことで、災害時の被害に備えることもできるのでおすすめです。
この保険で補償の対象となるリスク
それでは、具体的に東京海上日動の火災保険「トータルアシスト」で補償の対象となるリスクにはどんなものがあるのでしょうか?
補償対象リスクを以下の表にまとめました。
補償項目 | 詳細 |
---|---|
火災 | 火災、落雷、破裂・爆発により損害が生じた場合 |
風災 | 風災、雹災、雪災により損害が生じた場合 |
水災 | 水災(床上浸水、地盤面より45㎝を超える浸水、または損害割合が30%以上の場合)により損害が生じた場合 |
盗難、水濡れ等 | 盗難、水濡れ、建物の外部からの物体の衝突、労働争議等に伴う破壊行為等により損害が生じた場合 |
破損等 | 上記以外の偶然な破損事故等により損害が生じた場合 |
この表から分かる通り、この保険では火災だけでなく、上記のような災害に見舞われた際にも保険金が支払われます。
ただし、この保険では地震による火災や倒壊、津波による流失などの損害は補償できません。そのため、別途地震保険をセットで契約することが推奨されています。
東京海上日動の火災保険の特徴
続いて、東京海上日動の火災保険が選ばれる理由を解説していきます。
保険金の支払いがスピーディー
東京海上日動の火災保険は通常かかる修理費だけでなく、修理と密接にかかわる費用も損害保険金としてまとめて、また素早く支払いに対応してくれます。
修理と密接にかかわる費用として、以下のようなものがあります。
- 損害範囲確定費用
- 仮修理費用
- 残存物取片づけ費用
損害範囲確定費用とは、修理を行うにあたって、損害の範囲がどのくらいあるか確認をするための調査費用のことです。
仮修理費用は、本修理を行うまでの間の応急処置として対応する費用のことを指します。
残存物取片づけ費用は、修理にあたって損害が生じた保険の対象の残存物の取片づけで必要な費用のことです。
例えば、台風が発生して屋根の瓦が飛んで壊れてしまった場合、屋根の修理費用として損害保険金が出ます。その他にも屋根の損害範囲がどのくらいあるか確認するための調査費用、応急措置として壊れた箇所にブルーシートをかける仮修理費用、割れた瓦などの残存物の片づけ費用も、修理費用とまとめて損害保険金を支払いしてくれます。このような手厚い保険金の支払いがあるのは、契約者としては安心できる点です。また、支払時の複雑な計算をする必要がなく、迅速な対応で支払いにつなげてくれます。
全国にサービス拠点がある
東京海上日動は日本全国にサービス拠点があり、いつでも迅速に対応できる体制が整っています。
営業時間は、平日午前9時~午後5時(土日祝休み)となります。営業時間外であれば、24時間365日対応できる「東京海上日動安心110番」に連絡することが可能です。何か起きたときに直接お店に行って相談したり、気軽に電話で問い合わせたりすることもできます。
また自然災害が起きたときには災害対策本部を設置し、社員と代理店が一丸となり体制を整え対応に取り組みます。全国の損害サービス拠点はリアルタイムに情報の連携や共有が可能となり、早く保険金を支払えるようスムーズに支援が行われます。
現地では損害の確認を調査人が行い、保険金の案内などお客様に寄り添ったサービスを心がけているのも魅力的です。
付帯サービスが豊富でサポートが手厚い
また、日常生活をサポートする付帯サービスがあるのも魅力です。
まず、無料で提供している付帯サービスは以下の通りです。
- 事故防止アシスト
- メディカルアシスト
- 介護アシスト
「事故防止アシスト」では、事故や災害が起きたときに役立つ情報の提供や、防災・防犯情報サイトを閲覧することができます。
「メディカルアシスト」は、24時間電話対応が可能な緊急医療相談の窓口を利用できたり、医療機関の案内をしてくれたりするサービスです。
「介護アシスト」では、電話にて介護相談ができたり、高齢者の生活支援サービスを提供する事業所の案内をしてくれたりします。
また、オプションとして提供している付帯サービスとしては以下のものが挙げられます。
- 住まいの選べるアシスト
- 緊急時助かるアシスト
- 住まいのサイバーアシスト
「住まいの選べるアシスト」は、損害保険金が支払われる場合に再発防止策を提供するサービスです。
「緊急時助かるアシスト」では、鍵を紛失した時や水回りのトラブルに対応してくれます。
「住まいのサイバーアシスト」はインターネットなどのサイバートラブルが起きた場合、提携会社に相談やアドバイスがもらえます。
このように、補償以外にもサポートが手厚い付帯サービスを利用することができるのも魅力です。
まとめ
空き家は、保険会社によって火災保険に加入できるかどうか異なります。東京海上日動の場合は引き受け可能ですが、全ての空き家を引き受けできるわけではありません。空き家の使用用途や状態などによって契約可否や契約内容が変わってきます。
このように、空き家は火災保険の契約条件が厳しいので、売却を検討してみるのもおすすめです。空き家の売却なら、ぜひ空き家パスにご相談ください。