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空き家の害虫駆除について。種類ごとに対策を解説

家の管理方法として重要なのが害虫駆除です。住んでいる間は一度も害虫や害獣の被害に遭ったことがないという場合でも、空き家にしてしまうと害虫が湧いてきてトラブルが多発することがあります。この記事では空き家の管理で害虫駆除が必要な理由や代表的な害虫・害獣、害虫対策として有効な管理方法を紹介するのでぜひ参考にしてください。

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空き家の管理に害虫駆除が必要な理由

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空き家の管理ではなぜ害虫や害獣の対策を考えなければならないのでしょうか。まずは空き家での害虫駆除の必要性について理解しておきましょう。

管理していないと害虫が増えて被害が発生するから

空き家は人が住んで管理をしていない状態です。日常的な清掃などによって管理していない家では害虫が増えやすいため、害虫駆除をしなければならない事態に陥りがちです。

害虫駆除をせずにいると増えてしまい、住宅や近隣に被害をもたらします。最悪の場合には空き家が倒壊したり、隣家から損害賠償を求められたりすることになります。害虫による被害が大きくなって取り返しのつかないトラブルにならないようにするためにも、空き家の管理では害虫対策が必要です。

害獣が住みつくリスクがあるから

害虫と合わせて害獣が住みつくリスクがあるのも駆除が必要な理由です。ネズミや猫などの害獣が侵入して住みついてしまうと、空き家自体に問題が起こりやすいだけでなく、周囲にも迷惑をかけることになります。害虫とあわせて害獣の駆除もすることが空き家の管理では欠かせません。

駆除しないと害虫も害獣も減らないから

人が暮らしているときには害虫や害獣のエサも出てきますが、掃除をして捨てたり、害虫や害獣の発生が見られたときにすぐに対策したりするので被害を抑えられます。しかし、管理されていない空き家では誰も発生に気付くことがありません。野放しにすると被害が大きくなるため、駆除して害虫や害獣を減らさなければならないのです。

 空き家にトラブルをもたらす害虫・害獣

空き家にトラブルをもたらす害虫

空き家ではどのような害虫や害獣が問題になるのでしょうか。代表的な害虫・害獣と、想定される被害について見ていきましょう。

シロアリ

空き家の管理ではシロアリの対策が重要です。シロアリは空き家を支えている柱や床などを食べてしまうため、建物の強度が低下していきます。耐震性や耐風性が低くなり、自然災害による倒壊するリスクがあります。繁殖力が高い害虫なのでシロアリは一刻も早く駆除の対応が必要です。

ダニ

空き家ではダニの発生によるトラブルがよく起こります。チリや埃の中からエサを取って生育している害虫で、身近なところにもたくさんいます。掃除をせずにチリや埃が溜まった空き家には大量に発生してしまいやすく、アレルギーなどのトラブルを引き起こすのが特徴です。

ハエ

管理が行き届いていない空き家ではハエが発生しがちです。生ごみなどを適切に処分せずに空き家に置き去りにしてあるとハエが群がります。繁殖力が高いことから被害が大きくなりやすいだけでなく、活動範囲も広いので隣の家にも飛んでいってトラブルになるリスクもあります。

ムカデ

ムカデは空き家に侵入してトラブルを引き起こすことがあります。ムカデはわずかな隙間から空き家に入り込むことが可能です。攻撃性が高い害虫で、毒を持っているものがほとんどです。噛まれると激痛が走るため、空き家の様子を見たときに被害に遭うかもしれません。隣家にも被害が拡大する可能性があるので駆除が必要です。

ゴキブリ

害虫として有名なゴキブリも空き家に発生します。ゴキブリ自体は空き家や人体などに悪影響があまりないと言われていますが、紙や布などをかじるので物が汚損するリスクがある害虫です。また、ゴキブリは衛生状態の悪さの代名詞となっているため、近隣トラブルにもつながります。

ネズミ

ネズミは空き家に被害をもたらす害獣として最も典型的です。床下や天井裏などに住み着いていることが多いですが、空き家になると部屋の中にも出てきて柱をかじります。電気配線をかじって漏電する事故や、ネズミが病原菌を運んできた事例などもあります。ネズミが発生した空き家は劣悪な衛生環境になるだけでなく、いつ倒壊や火災による被害を受けるかわからない危険な状態です。
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猫が空き家に住み着いてトラブルを引き起こすこともあります。猫が住み着くとトイレとして使うことが多く、糞尿による悪臭が発生するのが問題です。また、猫はあちこちを飛び回って爪とぎをするので家具や壁が汚損します。行動範囲が広いので近隣の家に侵入して外壁や樹木、車などを傷つけることもあります。その責任を巡ってトラブルになる事例は決して少なくありません。

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空き家の害虫対策になる管理方法

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空き家で害虫対策をするにはどのような管理方法が良いのでしょうか。害虫が発生する前か、大量に発生した後かによって適切な対策が異なります。空き家の管理をする上ではどちらも理解していた方が良いので、個々に詳細を確認しておきましょう。

定期的な室内と室外の清掃をする

害虫の発生を防止するためには人が住んでいるときのように清掃をするのが効果的です。定期的に空き家に通って、室内と室外をきれいに掃除しましょう。生ゴミだけでなく、チリや埃も全て除去して害虫のエサになるようなものを残さないのが重要です。

埃は室内のあちこちに溜まっていて、空気中にも舞っているので1回の清掃では害虫対策としては不十分です。室外には風でゴミが運ばれてくることもあります。月一回以上を目安にして清掃に通って空き家の衛生環境を保ちましょう。

空き家の維持に欠かせない室内清掃の管理方法とは?

空き家の管理会社に委託する

空き家の清掃のために定期的に通うのが難しい場合もあります。遠方にある空き家の場合には月一回でも通うのは大変でしょう。この際の管理方法として空き家の管理会社への委託があります。

空き家の管理会社に委託をすれば定期的な清掃を実施してもらえます。空き家管理サービスとも言われていて、郵便物の処理や庭木の選定なども依頼することが可能です。害虫が発生したときには連絡をもらえるので、害虫駆除が必要なときにもすぐに対処できます。

専門業者による害虫駆除をおこなう

害虫駆除

空き家に害虫が発生してしまったときには害虫駆除が必要です。害虫駆除は素人がおこなうと危険を伴ったり、徹底した駆除ができなかったりするので専門業者に依頼しましょう。害虫も害獣も駆除の専門業者があり、依頼をすれば直ちに徹底した駆除をしてくれます。

害虫はシロアリやハエなどのように繁殖力が高いものが多いので完璧な駆除が必要です。費用はかなりかかりますが、専門業者に駆除してもらった方が何度も駆除の手間をかけずに被害も最小限に留められます。

空き家を手放す

空き家の定期的な清掃や害虫駆除の対応をして管理するのは大変です。害虫対策を考えるよりも、空き家を手放すというのも合理的でしょう。これからぜひとも使用したいという希望や予定があるなら管理を続ける必要があるかもしれません。しかし、もったいないから、親の形見だからという理由で空き家を持っているのなら、管理の苦労をするよりも手放した方が良いとも考えられます。

不動産会社に相談すれば空き家の買い手を探してもらえます。管理する手間も費用もなくなり、近隣トラブルになるかもしれないという不安もなくなるでしょう。空き家の取り扱いに慣れている不動産会社なら、売れないのではないかと懸念されるような空き家でも対応策を考えてくれます。害虫対策のために管理が大変な空き家は手放すことも前向きに検討してみましょう。

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空き家の管理では害虫駆除の負担を考慮しよう

空き家の管理ではシロアリやゴキブリなどの害虫、ネズミや猫などの害獣が発生しないように対策をすることが必要です。万が一、害虫が発生してしまったら、できる限り早く害虫駆除を実施して大きなトラブルにならないようにしなければなりません。

空き家に通っていつも清潔な状態を維持したり、空き家管理サービスを利用して定期的な清掃をしてもらったりすれば害虫対策は可能です。しかし、害虫駆除が必要になると専門業者による対応が必要で、費用もかなり大きくなります。

害虫駆除をした後の家を使いたいかということもよく考えて、管理の負担をなくすために空き家を売却することも検討しましょう。空き家の管理方法や売買についての知識がある不動産会社は大きな助けになります。空き家を売るという選択肢に興味を持ったら、まずは不動産会社に連絡をして詳しく相談してみましょう。

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