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【2024年版】空き家の火災保険加入の選び方。入るべき?費用は?補償内容は?

空き家の管理方法を検討するときに火災保険に加入する必要があるかが疑問になった方もいるでしょう。空き家は使っていないのだから、火災保険に加入しなくても良いのではないかと思うかもしれません。火災保険に入っておいた方が安心な気もするけれど、費用が高いのではないかと不安になる人もいるでしょう。

この記事では空き家の管理における火災保険の必要性について解説します。火災保険の保険料がどのくらいかかるか、どのようにして補償内容を選んだら良いかも紹介するのでぜひ参考にしてください。

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空き家を使っていなくても火災保険は加入すべき?

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空き家には住んでいないから余計な保険料がかかる火災保険は加入する必要がないと考える人もいます。空き家を使っていないなら加入しなくても問題はないのでしょうか。

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安く加入できる保険もあるのでできるだけ入るべき

空き家を管理して維持していきたいなら火災保険に加入していないと大変なことになりかねません。空き家には住んでいないので失火するリスクがないと思うかもしれませんが、空き家ならではのリスクがあります。

適切な管理をしている空き家でも人がいつもいるわけではありません。人気のない家は放火や窃盗の標的として着目されてしまいます。放火されて近隣の住宅も燃えてしまったら大きな迷惑がかかるのでトラブル対応にも追われるでしょう。

万が一のときに補償を受けられる火災保険に加入しておくのが大切です。安く加入できる保険もあるので加入するに越したことはありません。
空き家で火災が起こってしまった時についてはこちらで解説しておりますのでご参照ください。
空き家の火災は誰の責任?

地震や台風で空き家が損傷することも

空き家を使っているかどうかにかかわらず、地震や台風などの自然災害による被害はあります。水害や風害などによって空き家が損傷するリスクがあるのは事実です。また、遠方の空き家の場合には少し管理を怠っている間に自然災害で倒壊をしてしまうこともあり得るでしょう。このような際に補償を受けられるように火災保険に加入しておくのが安心です。

 

自然災害で傷めば売却が困難になるケースもある

自然災害で空き家が傷んでしまうと、空き家を手放そうと思ったときに苦労することになりかねません。破損や劣化が著しく進んでしまった家に住みたいと考える人はあまりいないでしょう。売りに出して買い手を探そうとしても見つからない問題に直面しがちです。
空き家の維持にはお金がかかります。維持費の内訳など詳しい解説が必要な方は下記の記事もご参照ください。
空き家の維持で年間約35万円かかる?意外と知らない維持費の内訳とリスクを解説

空き家の管理には傷まないようにしていざとなったときに売却できるようにする意味もあります。台風や洪水などの被害で損傷した場合にも、火災保険で修繕できるようにしておけば安心です。修繕の手配のために手間はかかりますが、管理が大変に感じてきたときにも空き家を売却しやすくなります。

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空き家の火災保険加入はどのくらいの費用がかかる?

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空き家の火災保険に加入するかどうかは費用を見て考えたい人も多いでしょう。火災保険料は空き家の場合にはどのくらいかかるのが一般的なのでしょうか。

 

火災保険料は広さや築年数によるが戸建ての場合1万~6万円くらい

火災保険料は空き家でも住んでいる家でも広さや築年数などに基づいて計算される点は同じです。戸建ての場合には一般的には年間1万円~6万円くらいが相場になっています。面積が広く、築年数が古いほど火災保険料は高くなります。保険会社や補償内容による違いも大きいですが、空き家の管理費用の一部として考えておきましょう。

 

火災保険は年々高くなっているので早めに入る方がいい

火災保険に加入しようと考えたならできるだけ早めに保険会社に相談しましょう。火災保険は年々保険料が上がってきているため、少しでも早く入った方が火災保険料を抑えられるからです。長期間の加入ができる保険会社もあるので、空き家を管理していきたい年数を考えて契約するときっと節約になります。

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地震保険も入ったほうがいい?

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火災保険に加入するときには地震保険をどうするかも検討する必要があります。空き家の場合には地震保険に入っておくのが良いのでしょうか。

 

数百円の追加で加入できる場合も多いので入っておいた方がいい

日本は地震国でどこに住んでいても地震による被害を受けるリスクがあります。地震保険では洪水や噴火による損傷の補償もしているので、被害がある可能性があるなら空き家でも加入した方が良いでしょう。

地震保険の見積もりを取ったことがないと保険料が高いのではないかと思うかもしれません。しかし、大きな地震による損害が発生する頻度は低いので、地震保険料は戸建てなら数百円程度です。万が一のときには建物の評価額に比例した大きな金額の保険金を受け取れることを考えると加入しておくのが安心と言えます。

 

建物の評価額によって費用が変わる

地震保険料は一律に決まっているわけではなく建物ごとに金額が算出されるので注意が必要です。建物の構造や所在地による違いもありますが、木造の戸建ての場合には評価額よる影響が大きい傾向があります。

地震保険では損害の程度に応じて建物の評価額に基づいた保険金が支払われます。評価額が高い場合には支給額も大きくなるという単純な仕組みです。空き家がまだ新しくて評価額が大きいと地震保険料の負担も大きくなりがちなので気を付けましょう。

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空き家の火災保険の選び方

空き家の火災保険の選び方

空き家の火災保険は選び方のポイントが住んでいる家とは異なります。ここでは空き家の火災保険に加入しようと思ったときに押さえておきたい重要なポイントを解説するので、火災封建量を抑えつつ必要な保険に入れるようになりましょう。

居住していないと加入できない場合も

空き家の火災保険は加入できない場合もあるので注意しましょう。住む予定がない空き家は一般物件と見なされてしまって一般的な住宅火災保険に入れなくなりがちです。今は住んでいないけれど将来的には住む予定があり、適切な管理方法で維持されている場合には住宅物件に加入できるでしょう。

保険会社によって対応が異なるため、空き家の火災保険は保険会社との相談が大切です。火災保険料にも補償範囲にも違いがあるので、住宅物件と見なされるように管理するのが重要になります。

 

補償内容は会社やプランによって異なる

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住んでいる家と同じで空き家の場合にも火災保険の補償内容によって保険料が変わります。火災保険加入のときに選べる補償内容について紹介するので、必要な内容を取捨選択して会社やプランを適切に選びましょう。

火災

火災の補償は自宅からの出火や近隣の家からのもらい火による損害があったときに保険金を受け取れます。落雷や破裂・爆発による補償も含まれていることが多く、雷による家電の故障やガス漏れによる爆発事故などにも対応可能です。

風災

風災の補償は強風による被害を広くカバーするのが特徴で、風で雨どいが破損した、看板が飛来してきて窓ガラスが割れたといったときに適用できます。雹や雪による災害もあわせて補償しているのが一般的です。

 

水災

水災の補償は豪雨や台風などによって浸水したり、家財が流されたりしたときに利用できます。津波による被害は地震保険の対象になるので補償対象にはなりませんが、豪雨に伴う土砂災害などは補償範囲内です。

外部からの衝突、盗難など

外部からの衝突や盗難、水濡れなどについての補償も火災保険でカバーできます。車が衝突して壁に穴が開いた、空き巣が入って鍵が壊されて家財も盗まれてしまったなどといったときに補償を受けることが可能です。

破損・汚損など

破損・汚損などの補償は思わぬ事故による建物や家財の損傷や汚れの補償をするのが特徴です。空き家の管理に行って掃除をしていたら、使い慣れない掃除用具を使っていたためにうっかり家具を傷つけてしまったというときにも補償の対象になります。

空き家でも入れる火災保険の比較をしているこちらの記事も参考にしてください。

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まとめ

空き家にも自然災害や放火、空き巣などの被害を受けることがあります。管理に通って掃除などをしているときに破損させてしまうケースもあるでしょう。火災保険は万が一のときの助けになるので加入しておくのが大切です。

ただ、空き家のために毎年数万円の火災保険料を支払うのは負担ではないでしょうか。もし使う予定がないのなら、新しくて買い手が見つかりやすいうちに売却するのも対策の一つです。弊社では空き家の売却を得意としておりますので、お悩みの際にはぜひご相談ください。
どうしても売れない空き家に関しては次の記事で解説しておりますのでご参照ください。
売れない空き家はどうやって売却するべき?早く処分した方がいい理由と処分費用も解説!

不動産売却についてはすまいステップも参考にしてみてください。

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この記事の監修者 高祖広季

株式会社ウィントランス 代表取締役 高祖広季

空き家パスを運営している株式会社ウィントランスの代表です。日本の空き家問題を解決するため空き家専門の不動産事業を展開中。「空き家パス」と「空家ベース」というサービスを運営しています。これまで500件以上の不動産の売買取引に携わってきました。空き家でお困りの方の力になりたいと思っています。

       

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