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空き家は地震保険に入れる?加入の条件や必要性、保険料について解説

空き家 地震保険

空き家の火災保険を検討するときに、地震保険に加入する必要があるかが疑問になった方もいるでしょう。また、そもそも空き家は地震保険に入れるのか、費用が高額になるのではないかも気になるところです。
この記事では空き家が地震保険に加入できるのか、その必要性や保険料がどのくらいかかるかについて紹介します。

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空き家は地震保険に加入できる?

地震保険は、火災保険とセットで加入する保険です。そもそも空き家は火災保険の加入が難しいといわれており、地震保険も空き家が加入するには条件があります。

空き家が住宅物件もしくは併用住宅物件であれば地震保険に加入できる

「地震保険に関する法律」で以下のように定められています。

第二条 
2 この法律において「地震保険契約」とは、次に掲げる要件を備える損害保険契約(火災に係る共済契約を含む。以下同じ。)をいう。
一 居住の用に供する建物又は生活用動産のみを保険の目的とすること。

e-GOV法令検索:地震保険に関する法律 第二条

住居として常時使用していない空き家は、「一般物件」に分けられ地震保険に加入することはできません。

ただし、別荘として季節的に住居として使用している場合や、家財があり将来人が住む予定がある場合など「住宅物件」と見なされるケースや、一部を店舗として使用する「併用住宅物件」のケースでは空き家であっても地震保険に加入できることがあります。
加入できるかの判断基準は保険会社によって異なるため、事前に担当者に確認してみましょう。

そもそも空き家は地震保険に加入した方がいい?

Earthquake-Insurance

空き家であっても地震保険に加入できるケースはありますが、そもそも加入の必要はあるのか悩む方もいるでしょう。
ここでは、空き家が地震保険に加入すべき理由を説明します。

空き家が地震保険に加入すべき理由

  • 地震による火災は火災保険で補償されない
  • 数百円の追加で加入できる場合も多い
  • 評価額の低い古い空き家は費用が安くなる
  • 傷めば売却が困難になるケースもある

地震による火災は火災保険で補償されない

火災保険の補償内容は、失火や放火のほかにも風災や水災など、自然現象による被害も含まれています。
このように広く補償がある火災保険ですが、実は地震による火災は補償されません。地震による津波の被害も同様に補償対象外です。
地震は発生確率や損害額の予測が難しいため、損害保険の基本原則である「大数の法則」が働きにくく、被害が広範囲にわたり損害額が莫大になるおそれがあるためです。

数百円の追加で加入できる場合も多いので入っておいた方がいい

日本は地震国でどこに住んでいても地震による被害を受けるリスクがあります。地震保険では洪水や噴火による損傷の補償もしているので、被害がある可能性があるなら空き家でも加入した方が良いでしょう。

地震保険の見積もりを取ったことがないと保険料が高いのではないかと思うかもしれません。しかし、大きな地震による損害が発生する頻度は低いので、地震保険料は戸建てなら数百円程度です。万が一のときには建物の評価額に比例した大きな金額の保険金を受け取れることを考えると、加入しておくのが安心と言えます。

建物の評価額によって費用が変わる

地震保険料は一律に決まっているわけではなく、建物ごとに金額が算出されます。建物の構造や所在地による違いもありますが、木造の戸建ての場合には評価額よる影響が大きい傾向があります。
そのため、築年数の古い空き家の場合は保険料の負担が少なくなる

地震保険では損害の程度に応じて建物の評価額に基づいた保険金が支払われます。評価額が高い場合には支給額も大きくなるという単純な仕組みです。空き家がまだ新しくて評価額が大きいと地震保険料の負担も大きくなりがちなので気を付けましょう。

傷めば売却が困難になるケースもある

自然災害で空き家が傷んでしまうと、空き家を手放そうと思ったときに苦労することになりかねません。破損や劣化が著しく進んでしまった家に住みたいと考える人はあまりいないでしょう。売りに出して買い手を探そうとしても見つからない問題に直面しがちです。
空き家の維持にはお金がかかります。維持費の内訳など詳しい解説が必要な方は下記の記事もご参照ください。
空き家の維持で年間約35万円かかる?意外と知らない維持費の内訳とリスクを解説

空き家の管理には傷まないようにしていざとなったときに売却できるようにする意味もあります。地震による被害で損傷した場合にも、地震保険で修繕できるようにしておけば安心です。修繕の手配のために手間はかかりますが、管理が大変に感じてきたときにも空き家を売却しやすくなります。

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空き家でも加入できる地震保険会社は?

空き家でも地震保険に加入したいという方も多いことでしょう。
地震保険は単独ではなく、火災保険とセットで加入する必要があります。しかし空き家の場合、そもそも火災保険に加入しづらい傾向があります。
空き家でも入れる火災保険については以下の記事で解説していますので、参考にしてください。

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まとめ

日本は地震国でどこに住んでいても地震による被害を受けるリスクがあります。地震保険では洪水や噴火による損傷の補償もしているので、加入できる保険があれば空き家でも加入した方が良いでしょう。

ただ、空き家のために毎年数万円の火災保険料・地震保険料を支払うのは負担ではないでしょうか。空家は所有しているだけでも固定資産税などの維持管理費用がかかります。もし使う予定がないのなら、新しくて買い手が見つかりやすいうちに売却するのも対策の一つです。弊社では空き家の売却を得意としておりますので、お悩みの際にはぜひご相談ください。
どうしても売れない空き家に関しては次の記事で解説しておりますのでご参照ください。
売れない空き家はどうやって売却するべき?早く処分した方がいい理由と処分費用も解説!

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この記事の監修者 高祖広季

株式会社ウィントランス 代表取締役 高祖広季

空き家パスを運営している株式会社ウィントランスの代表です。日本の空き家問題を解決するため空き家専門の不動産事業を展開中。「空き家パス」と「空家ベース」というサービスを運営しています。これまで500件以上の不動産の売買取引に携わってきました。空き家でお困りの方の力になりたいと思っています。

       

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